金沢といえば、蟹。美味しさにこだわって磨きあげてきたかに場の看板料理です。
蟹は、魚介類の中でも一番厳しい鮮度管理の必要なものの一つ。日本海では、「蟹は、ほっておくと水になる」といって、時を争って鮮度を落とさないように扱います。
そんな海で鍛えられた蟹を選ぶ確かな目利きが、かに場の蟹料理の味を決める基本となっているのです。
本物の素材を知り尽くしながら、それを料理した美味しさの極みを知っているのがかに場の蟹料理です。
お料理の味は、お客様が召し上がって頂くその瞬間までが勝負。蟹の鮮度を落とさぬように、調理の手順や提供の手際まで、調理してからお席まで、細心の気配りでお料理をお勧めしています。
一年中の旬の蟹を料理する!冬のズワイガニはもちろん、シーズン以外の料理もかに場のこだわりの一つです。 |
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茹で蟹に使うのは、もちろん、冷凍ではない活かにのみです。
漁港で水揚げされた、活かにを〆て茹で上げ、各お店へ直送しています。手仕事での釜ゆでにこだわるのは、蟹のサイズや状態に応じた微妙な茹で上げ方が調整できるからです。それに、使う塩と塩分調整、仕上げ直前の火加減による温度調整で茹で蟹の身のふっくら感も変わります。
茹で上げ後の、粗熱とりや、保管の仕方によっても、味や身離れも変わります。
タップリの氷の中で、2日ほど寝かせた茹で蟹も、味が熟成してキュっと身が締りかに本来の味を楽しめます。知る人ぞ知る、美味しい茹で蟹の楽しみ方です。一度、ズワイガニの美味しさを知った人は、その味を忘れられません。食通を唸らせる茹でしか出せない味と食感。かに場のこだわる理由です。