ブックマーケット 滑川店
2011/07/28
ホラー日和。
夏真っ盛り。
花火、海水浴、夏祭り、風鈴、蝉の声。
風物詩の多い情緒溢れるこの季節。
そして夏の風物詩の代表的なものとして、
忘れてならないのが、
怪談やホラー
ではないでしょうか。
そんな訳で本日のブログテーマは「ホラー映画について」です。
僕が尊敬するホラー映画の監督の一人なのが、
このダリオ・アルジェントと言う監督です。
イタリアンホラー界の首領であり、その独創性に富んだ作風は「奇才」と呼ぶに相応しい監督であります。
彼の最も代表的な作品の一つとして挙げられるのが
サスペリア
という映画でしょう。
「13日の金曜日」や「ゾンビ」といった直球勝負なホラーとは違い、
この映画は五感に訴えてくる心理的な怖さが特徴のように思います。
赤や青といった原色主体の映像構成や、傍観者として現場を覗いているような冷ややかなカメラワーク。
誰もが一度は耳にした事があるであろう有名なテーマ曲。
そしてこの映画は「写ってはいけない何者かが写ってしまった」的な映画の先駆けでもあります。
公開当時はそれが話題となり大ヒットのきっかけともなった訳です。
舞台がドイツの古い学校という事で、何やら湿り気を帯びたような土着的な怖さがあり、
その不穏な空気を非常に上手く表現出来ている映画だと思います。
日本のホラー映画の金字塔「リング」などのそれに近いのではないでしょうか。
今更レヴューするまでもない位に有名な映画ではありますが、
まだ観ていない方は是非この夏一度観てみて下さい。
絶対に夜中に一人で寂しく観る事をオススメしますよ。